
加齢にともなう尿もれ、頻尿問題①
P&Gジャパンが昨年行った女性の尿もれ問題に関する大調査の結果、意外なことがわかりました。 対象は20代~60代の日本女性4万人。 尿もれ(尿失禁)は、一般的に高齢者か、妊娠中や出産直後の妊婦さんの問題と捉えられていましたが、調査結果では、20代以上の2人に1人以上の女性が尿もれ経験があることがわかりました(20~60代全体で63.7%)。 内訳は、20代→57.1%、30代→64.4%、40代→64.0%、50代→64.8%、60代→66.2%。 70代や80代のデータはありませんが、割合は増加していると推察できますが、この調査結果から、尿もれが必ずしも高齢者や妊婦さんだけではないことがわかったのです。 そのうちの6割の女性が誰にも相談していないことも判明しました。 ここで改めて考えてみましょう。 もともと、女性は尿道が短いので、男性に比べると「もれやすい」構造になっています。 男性の尿道は、尿だけでなく精液の通路にもなっており、長さは20cmほど。 出口は前立腺で囲まれていてL字型に曲がっています。 一方、女性の尿道は4cmしかなく、まっすぐ