ゆず湯もいいけど、アロマバスもおすすめです♨
更新日:2023年2月27日
今日は12月22日。
北半球では、二十四節気の冬至にあたる12月22日は、1年のうちで最も昼の長さが短く、夜の長さが長くなる日です。
1年で最も太陽の力が弱い日。
日本や中国では「一陽来復」といって、この日を境にして再び太陽の力が甦り、運気が上昇すると言われています。
運気の上昇に備えて身を清める意味もあり、古くから日本では冬至にゆず湯に入る習慣がありました。
実を言いますと、私自身が冬至にゆず湯に入る習慣があったりなかったりでしたので、今どきの方はどうなのかと調べてみました。
ハフポストのウェザーニュース(2018年12月調べ。回答数⒑602)によると、「冬至はゆず湯に入る?」の問いに、「入るつもり」が50歳代57%、60歳以上61%。
若い世代でも半分前後が入ると回答しています。
特に女性は、全体でも66%が冬至にゆず湯に入ることがわかってビックリです。
現代にもしっかりとゆず湯に入る習慣が受け継がれているのは、ゆずの香りがとても心地よくリラックスできて、体がポカポカに温まるからですね。
果皮に含まれるビタミンCには美肌効果や保湿効果があり、抗酸化作用も高く、老化防止や風邪予防にも効果的です。
ゆずにたくさん含まれるリモネンという香り成分は、大脳に直接働きかけて気持ちをリフレッシュさせたり、ストレスを和らげる作用があります。
<ゆず湯入浴法>
ゆず湯に入るには、丸ごとプカプカ浮かせる前に外側の果皮を良く洗います(残留農薬が気になるので)。その後、果皮に切り込みを入れたり、少し割ってから入れましょう。
果汁の刺激が大丈夫な方は、半分に割ったり、輪切りにしてガーゼやネットで包んでから入れることもできます(敏感肌でピリピリする場合は控えて)。
今宵は、ゆずを浮かべてのんびりと芳香浴を楽しんで……まさに日本の冬を味わってください。
さて、今日の冬至は楽しんだけど、明日からの入浴の楽しみは?という方のために。
もう一つの沐浴法として、アロマの精油(エッセンシャルオイル)を使えば、お手軽に好みのアロマバスが楽しめます。
実は、ゆずの精油もありますから、これで「毎日ゆず湯」がもっとお手軽にできるのです。
<アロマの精油を使った芳香浴のコツ>
①精油を直接バスタブに入れない。
「お湯をはったバスタブに精油を2~3滴垂らしただけで簡単に芳香浴が楽しめます」
雑誌やネットの情報によっては、このように書かれた記事がありますが、アロマを安全かつ有効に使いたいならば、これは間違いです。
なぜなら、精油は水にもお湯にも溶けない性質があるからです。精油は水よりも軽いので、数滴垂らした場合水面に浮いてしまいます。
肌の弱い方がそのバスタブに入ったら、水面の部分に触れるデコルテラインや首回りに原液がついて肌を傷めてしまうのです。
精油を水に溶かすには、水と油を中和させる「基材」を使って混ぜてから、最後に水と混ぜること。これがアロマの基本中の基本です。
お風呂で使える基材はたくさんあります。
天然塩(バスソルト)、重曹、蜂蜜、牛乳、アルコールなど。
お勧めは、扱いやすく、ミネラルもたっぷりと含んでいる天然塩(バスソルト)です。
大さじ1杯~2杯のソルトをガラス容器に入れ、お好みの香りや効果のある精油を1~5 滴垂らし、よく混ぜてからお湯をはったバスタブに入れて溶かします。
②精油は多くても5滴まで。それ以上は使わない。
精油は揮発性がありますから、香りが強すぎると脳に与える刺激が強過ぎて、気分が悪くなります。
200リットルのバスタブが基本ですから、小さめのお風呂や半身浴の場合など、精油は1~3滴、お湯の量により加減しましょう。
バス浴に使う精油は、香りの好みや効能で選びます。
ゆずはもちろんのこと、同じ柑橘系のオレンジスィート、マンダリン、グレープフルーツは、香りも心地よく、リラックス効果にも体の中の循環を促すにも効果的です。
個人的には、それにハーバル系のラベンダー、カモミールローマン、マジョラム、樹木系ではジュニパーベリー、フローラル系ではゼラニウムなどとブレンドするのがお勧めです。
不安や緊張を緩め、疲れた神経を鎮めたり、女性特有の症状に対して効果的な働きをしてくれるブレンドになります。
自分にとっての心地よい香りを選びましょう。
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