上肢障がい者のためのワークショップ②

最終更新: 2019年11月5日

背骨や骨盤といった体の軸になる部分が気になるようになったのは、私自身がかつて猫背で姿勢が悪かったことと、家系が骨粗しょう症の系統であるということが影響してます。

向き合う必要性に迫られたわけです。


その後、ヨガやピラティスの経験や関節運動学の研修などを通して気づいたことは、日頃から自分の体の軸に対する意識や、骨を正しく積み上げる感覚を持つことの大切さです。

あまり軸を意識せずに、体のアンバランスな使い方や無理のある動かし方をしていて、それが自分にとって楽になり習慣になると骨格の歪みや関節・筋肉の痛みにつながることがあります。

私に限らず、多くの方々にも当てはまる問題だと感じました。


背骨はどこに始まって、どこで終わっているか?

いくつの骨がどんな風につながっているかなんて、普段の生活では考えないことでしょう。

まずは、子どもの頃、学校の理科室にあった骸骨模型をイメージしながら、自分自身の骨格と重ね合わせます。

まっすぐに立って、足の裏にかかる自分の重みを感じながら、体の骨格や筋肉などの構造や機能を再認識していくことをボディマッピングといいます。


今回のワークショップでは、実技の始まりを背骨のマッピングから始めました。

上から頸椎(首の骨)が7つ、胸椎(胸部の骨)が12、腰椎(腰の骨)が5つ、その下に仙骨と尾骨がついていて、骨盤の腸骨と仙骨が仙腸関節でつながっていること、頸椎と腰椎が前弯したなだらかなS字状になっていることを確認します。


これは、その後ボールを使って行う背骨ほぐしの準備でもありますが、上肢に障がいをもつことで起きうる骨格の歪みを最小限にとどめるのに必要な気づきになると感じたからです。


終了後のトークタイムで、男性の参加者さんから「最初のマッピングがとても新鮮だった」との感想をいただきました。

特に、「左右の耳の穴の真ん中の部分に頸椎の1番の骨があるということを初めて知ったし、これまではそのようなことを意識したことがなかった」とのこと。

こういったことを意識することで、体の使い方が変わるかもしれません。


何気ないことですが、マッピングと背骨・骨盤ほぐしは、自分の体が自分を支えてくれる大切なものとして意識することにつながります。自分の体を客観視する意識が芽生え、緊張しない体の使い方を脳に記憶させるという効果もあります。

歪みが生じやすいシニア世代の方や、障がいをもった方には欠かせないワークだと再認識しました。


その後行ったフローのプログラムについては、次の機会に記します。


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