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執筆者の写真ミウラ

厳しい夏を快適に過ごす裏ワザ①—アロマで空気清浄

更新日:7月16日

例年以上に暑さが厳しいと感じるのは、世界的な異常気象のせいなのか? 年のせいなのか? たぶん両方でしょう(苦笑)。

わが家は、今年の冬にセントラル方式の冷暖房システムが壊れ、必要な部屋にエアコンを設置する方式に変えました。エアコンのある部屋は快適になりますが、ない部屋やトイレ、階段・廊下は異常なほど蒸し暑い。高温多湿の室内は空気がよどんでいて不快になります。


急激に蒸し暑くなった頃から、菌や悪臭の発生が気になり始めました。

そこで例によって、手持ちのアロマを使った抗菌消臭ジェルとディフューザーを作り、気になるところに置くことに。


これまでも買い物時にもらう保冷剤を再利用した芳香ジェルの記事を何度かブログに記してきましたが、今回はこの季節ならではの使い方を織り交ぜて提案します。


アロマは天然の植物から抽出した香り成分で、その効用はたくさんあります。心地よい香りが嗅覚から脳に伝わることで気分を変え、自律神経を整えてくれますし、呼吸や肌に塗布することで血液中に入り、体内をめぐり、不調を改善してくれる効果もあります。

これらに加え、アロマの抗菌消臭効果と防虫効果にフォーカスしましょう。



写真のディフューザーは少し手間とコストがかかりますから別の機会にして、今回は保冷剤と空き瓶さえあれば、後は精油だけで作れる抗菌消臭ジェルをご紹介します。


<材料と作り方>

①ガラスの瓶もしくは陶器の器

②保冷剤(室温でジェル状になるもの)数個

③精油(10~20滴)※

④混ぜる用のスティック(写真はダイソーの木製スティック)


①に②を入れ、③を適宜落として④で混ぜるだけ。超カンタン。

作った時は満足しますが、時間がたつと香りが感じられなくなります。

「全然効果ない」とガッカリする方が多いと思いますから、以下のことを覚えておきましょう。

・アロマは天然なので、香水のような強い香りではない(私はそれが好きです)。

・嗅覚は香りに慣れてくると麻痺してしまい感じ方が弱まるが、空気中には漂っていて空気清浄してくれる。

・アロマの香りは空気より重いので、時間がたてば下に流れていく。


これを踏まえて、私がお勧めする裏ワザです。

④のようなスティックを常に入れておいて、ときどきかき混ぜます。水分が蒸発して固まったら水を足します。香りも揮発するので、適宜精油もつぎ足します。

香りが下に流れる性質を利用して、私は階段の踊り場の窓にディフューザーを設置しています。もしも高い棚があれば、そこに置くのも一案です。

寝室枕元のチェストの上(頭より高い場所)にジェルを置くと、心地よく眠りにつけます(写真)。

そして、ときどき窓をあけたり、送風機能を使ったりして空気を循環させてあげましょう。


※最後に、どんな精油を使ったらよいか? 好みを優先してOKですが、抗菌消臭と虫よけ効果がとりわけ高い精油がありますのでご紹介します。

どのシーンでも万能なのはティーツリーです。オーストラリアの原住民アボリジニーが感染症の薬として古くから愛用していたことで知られており、最近のエビデンスでもその効果は証明されています。

火傷の薬として古くからヨーロッパで使われるようになったラベンダーも抗菌・抗炎症作用が強い万能精油。

この時期に玄関や窓辺に置くなら、虫よけになるシトラネラ、レモングラス、ゼラニウムもお勧めです。

キッチンには柑橘系のレモンやオレンジスィート

抗菌・消臭で、なおかつ気分をリフレッシュしてくれるのはペパーミント


すべて購入する必要はありません。気になるものをぜひお試しください。

アロマ精油は他にもさまざまな効果をもたらしてくれます。

拙著「80代まで快適に生きるための体と心のセルフケア入門」(WAVE出版)でも衰えがちな脳をケアする方法やトリートメントオイルの活用法などが掲載されています。











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