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執筆者の写真ミウラ

夏バテ対策①ー冷や汁もどき

まだ7月だというのに、連日厳しい暑さが続いています。

私は、まだコルセットが外せず、ていうか動くときは外せずの方が正しいのですが、この暑さのなか、胴体を締めることの不快感と適度に付き合いつつ、さぼりつつ過ごしております。


これから8月に向けて、酷暑は当分続きそうですね。

まだバテるほどではないですが、さすがに食事の準備で煮炊きが苦痛になりました。

ということで、いかに火を使わずに美味しく、さっぱりとして、しかも栄養のある食事ができるか。最近の私の頭の中は、これに尽きます。


編み出したのが「冷や汁もどき」。

嬉しいことに、ランチタイムはひとりが多くなりました。

とにかく火を使いたくない。買い物も行きたくない。包丁も使いたくない。

だけど腸活・骨活生活にはこだわりたい。

そんな時に思いついたのです。

冷凍の雑穀ご飯と釜揚げの小エビがある。これに味噌を使えば「冷や汁」にならない?


冷や汁は食べたことがありません。ですから、噂に聞くだけで、どんなものなのか知りません。

通常ですと検索にかけてレシピを見ますが、料理をしたくないのですから、あえて見ることはせず、冷蔵庫にあるものを使い、イメージで適当に作りました。

さっぱりとして、のど越しもよく、夏に食欲のないとき、時間のないときに最適だと大満足しました。


その日の夜、冷や汁を作った話を娘にすると、「冷や汁なら、きゅうりを入れたの?」と聞かれました。本場の冷や汁を食べたことがあるけど、きゅうりが入っていたと。

ここで初めて「冷や汁」の定義がわからないということになり、調べました。


「冷や汁」とは、夏場にご飯にかけて食べる味噌味の冷たい汁のこと。

歴史は古く、宮崎県は鎌倉時代だと言われています。全国を旅歩く僧侶たちによって流布しましたが、その後すたれ、夏の暑さが厳しい地域や、冷や汁に合った食材が採れる場所のみに文化が残ったとのことでした。埼玉ほか、各地で郷土料理として残っています。


宮崎の冷や汁の基本。いりこや魚のすりみほぐし、炙った味噌、すりごま等を合わせたものをだし汁でのばし、仕上げに豆腐、きゅうり、青じそを入れ、冷えた麦飯にかけて食べるのだそうです。

味噌は炙ってないのと、きゅうりは入ってなかったけれど、大きくは間違っていないかな?

私が思い付きで作ったものを「冷や汁」と呼ぶのは郷土の方に申し訳ないので、「冷や汁もどき」とすることにしました。


<作り方>

①小どんぶりにレンジでチンした雑穀ご飯を入れ、その上に小さな豆腐パック半分を手でくずしてのせ、冷凍の小エビをそのままふりかける。

②別容器で味噌小さじ1くらいと水120ml、白だし少々を混ぜ合わせる。

③①に②をかけ、桃屋の刻みしょうが少々、みょうがと小ねぎのみじん切り、梅干し、ごまをトッピングしてできあがり。

調理時間5分でした。

ちなみに、薬味(小ねぎとみょうが)は、常に冷蔵庫に常備してあります。



数日後に、別バージョンで作りました。

今回は、前日作ったお惣菜「もみな大根と油揚げの煮びたし」と「オクラの塩漬け」をのせ、薬味と梅干トッピングは前回と同じです。

きゅうりは嫌いじゃないですが、なぜか包丁を使わないことにこだわっています。

何ができるかの実験が面白いです。よかったらお試しあれ。



次回は、先日オンラインクラスの後の雑談タイムで話題になった「火を使わずに簡単にできるおかず」をいくつかご紹介します。












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