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子どもと一緒にキッズヨガはいかが?

執筆者の写真: ミウラミウラ

シンプルに、動物や海の中の生物になりきって、動いてみる。

童心にかえり、結構楽しい。



先日、ほぼ1年ぶりに都内の児童養護施設の小学校高学年の子どもたちに向けて、ストレスケア&感情トレーニングのワークショップを行ってきました。


かつて、「自分で自分を守る方法」をワークショップで伝えるNPOに所属していました。

学校の授業で、PTAの講習会で、学童保育で、児童養護施設でと、都内を中心に遠くは山梨まで、各地を渡り歩いていました。

そのような経験と心理の勉強に加え、ヨガの修行も取り入れて、今の子どもたちに必要なプログラムを開発しました。

題して「ほっこりワークショップ」。どんなものか興味を持たれた方は、当ホームページの「ほっこりワークショップ」のページをご覧ください。


ごく簡単に説明すると、さまざまにゆれ動く自分の感情と仲良くなるための方法をいくつか体験するワークショップです。

その中のひとつとして、ヨガと呼吸法を行います。


「子どもにヨガができるの?」と思う方も多いのでは。

最近では、学校や学童クラブ、児童館などでキッズヨガを行ったり、親も子も参加できる親子ヨガも広まりつつあります。

ヨガには、低下しつつある子どもの運動能力を育てたり、集中力を高めたり、あるいは自尊感情を育む効果があると言われています。

親子で触れ合いながら、一緒に協力し合いながらポーズを作ることで、親子関係の絆を深める効果もあります。


エムズが行う「ほっこりワークショップ」は、ヨガをやるだけが目的ではありません。

ストレスを少しでも軽くするセルフケアの方法をいくつか体験するワークショップです。その中のひとつとして、ヨガと呼吸法を行います。

その後に、話し合ったりロールプレイをしたり、絵や字で自分を振り返って表現するワークにつなげます。頭で考えるよりも、感覚にフォーカスして、気づきを得ることを大切にします。


今回はコロナ禍でもあり、ペアになったり、手をつないだり、グループでまとまってポーズを作ったりできません。マスク着用で、少し距離を置いてやる動物まねっこヨガ。

「やってくれるかなぁ?」との不安をよそに、それなりに集中して、動物になりきってくれました。

とりあえず体を伸ばしたり縮めたりすると気持ちいい。くだらないけど、なんか面白い。

思春期の入り口にいる子たちにとっては、そんな感じだったと思います。

もちろん隅で座ったまま動かない女子もいましたが、耳と頭は参加していました。それでOKです。


そして最後は大きな輪になって座り、ゆったりとした呼吸と1~2分のメディテーション。

研ぎ澄ましたような静寂が生まれ、集中した時間になりました。

コロナ禍の1年は、大人だけでなく、子どもたちにもいろいろな思いがあります。

しかも、施設で暮らす子どもたちには、それに加え言葉には出せない思いもあります。

少しだけ発散させる時間になってくれたら、この先も何らかの生きる力になってくれたらいいなと思っています。


子どもたちと職員さんと一緒にヨガを行って、あらためて感じたことがあります。

このワークショップ、実は大人がやっても自分をケアしたり、人をケアするための気づきがたくさんあります。

大きなトラウマでなくても、多くの人々がこれまでの人生で受けた複数の小さなトラウマによる傷を抱えています。

今回のコロナ禍で起きていることもそのひとつ。

深刻な症状があれば、医者やカウンセラーといった特別な専門家の力は必要です。

でも、気づいていない感情に気づいたり、心や体の緊張をゆるめる術を知ることで、自分で自分をケアすることができます。逆の立場で、周りの人をケアする人にもなれるのです。


親子でもよし、シニアの方はお孫さんと一緒でもできます。

大人だけのワークショップでもよし。

子どもの自尊感情を育てる関わり方や話の聴き方とヨガをセットにすることもできます。

数名で企画していただければ、内容をご相談のうえで開催できます。


さて、写真の動物たち、果たしてどんなポーズなのか想像できますか?

いつもクラスで行っているヨガポーズに近い動きもあれば、私が考案したポーズもあります。まねっこヨガとは言え、背骨や骨盤、股関節にしっかり効くポーズばかりです。

犬や猫、あしか、ハト、スワン、コブラ、ヤモリ、バッタはお馴染みのポーズです。

名前を覚える必要はありませんが、動物の姿をイメージすると、自然に覚えてしまうかもしれませんね。




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