骨活のすすめ⑤―わが家の骨活レシピ第2弾
更新日:2021年10月9日
3か月も間が空きましたので、再び③栄養編の復習から始めます。
Q:骨粗しょう症を予防するための骨活3大栄養素とは何か?
A:カルシウムとビタミンDとビタミンKでしたね。
これらを多く含んだ食材として、私が注目している食材をピックアップしました。
選ぶ基準は、お手頃で手に入りやすいもの、比較的好きなもの、手間をかけずに調理できるもの。
●鮭の中骨缶と鯖缶…ビタミンDとカルシウムを多く含む
●しらす干し…ビタミンDとカルシウムを多く含む
●きのこ類…それほど多くはないが、ビタミンDが摂れる
●豆腐、納豆、大豆加工品…ビタミンKとカルシウムを含む
●ひじき…カルシウムとビタミンKを多く含む
●青菜類…ビタミンKとカルシウムを含む
●たまご…完全食品とも言われ、多くはありませんが、脂溶性ビタミンであるA、E、D、K、水溶性ビタミンB1、卵白にはビタミンB2、カルシウムと、豊富な栄養素がまんべんなく含まれています。
※ビタミンDは、魚類ときのこ類と覚えておきましょう。
今回は、ビタミンDを含む食材としてお手軽な鮭とメカジキ、カルシウムの代表の「食べる煮干し(小魚)」を使って作るお勧めレシピをご紹介します。
簡単ですから、調味料等は適当にお好みで加減してください。
<鮭ときのこのホイル焼き>
めっちゃお手軽です。
●材料(1人前)
生鮭の切り身
玉ねぎスライス(20~30グラム)
きのこ数種類(写真は舞茸、しめじ、エノキ)合わせて40~50グラム
酒、しょうゆ 各小さじ2
バター 5グラム
塩、コショウ 少々
●作り方
①鮭は軽く塩コショウをふりかけ、玉ねぎは薄くスライス、きのこ類は食べやすい大きさに裂いておく。
②ホイルを正方形に切り、玉ねぎ、鮭、きのこの順にホイルの対角線上に置き、両サイドを折り曲げるように閉じる。
③バターを上に乗せ、酒と醤油を全体に振りかけてから、上の部分を何回か巻き込むように折り曲げて、全体を閉じる(お好みでにんにくのスライス数枚を乗せても美味しい)。
④魚焼きコンロで8~10分焼く。
<さば大根>
●材料(3~4人前)
大根 3分の1本
さば水煮缶 1缶
しめじ 50グラム
しょうがの薄切り 1かけ
煮汁(醤油大さじ1、酒、みりん各大さじ1、さとう小さじ1、水1と2分の1カップ、だし醤油少々)
ごま油大さじ1
●作り方
①大根は乱切りにして、レンジで600Wなら3~4分加熱しておく。
②フライパンにごま油を熱し、大根を少し焼き色がつくまでころがしながら焼き、煮汁の材料をと、しょうがとサバ缶を汁ごと入れ、ときどき混ぜながら、大根に火が通るまで煮る。
<メカジキとナス、舞茸のポン酢炒め>
●材料(2~3人分)
メカジキ切り身 2切れ
ナス 2~3本
舞茸 40~50グラム
グリーンのトッピング(スナップエンドウorきぬさor大葉など数枚)
にんにく 1かけ
ポン酢醤油 大さじ3
魚の下味(塩・コショウ少々、酒小さじ2、片栗粉大さじ1)
サラダ油 大さじ2
●作り方
①ナスは輪切りにして、レンジで500Wで2~3分チンしておくと、少ない量の油で炒め時間も短縮できる。舞茸は食べやすい大きさに裂いておき、スナップエンドウは2分くらい下茹で、にんにくは薄切りにしておく。
②メカジキは1~2センチ幅に切り、塩コショウ、酒で下味をつけた後、片栗粉をまぶしておく。
③フライパンにサラダ油を入れ、にんにくを弱火できつね色になるまで熱してから取り出しておく。
④③のフライパンにメカジキを入れて中火で炒め、うっすらと焼き色がついたらナスと舞茸をを加えて炒め合わせる。全体に火が通ったら、ポン酢醬油と③のにんにくを加え軽く炒める。
⑤大皿に⑤を盛り、スナップエンドウをトッピングする。
<副菜の工夫―煮干し&しらす干し活用法>
肉や魚中心のおかずがメインの時は、ビタミンKなどの野菜が不足しがちです。
わが家では必ずサラダやナムル、酢の物、お浸し等の副菜でビタミンやミネラルを補うようにしています。
その際に、カルシウムも加えて摂る工夫が、上の写真です。
順不同になりますが、「白菜とモヤシ、キクラゲのナムル」、「春菊とサニーレタス、にんじんのサラダ」、「春菊のサラダ」、「キュウリとカイワレとわかめの酢の物」、「ブロッコリーのナムル」。
すべてに煮干し、もしくはしらす干しが混ざっています。
最近の流行りは、丸ごと食べられるように市販されている「食べる煮干し(小魚)」を使ったレシピです。
ラップ無しで2分くらいチンした煮干しをチャック袋に入れ、すりこ木で叩いて、お好みの形状まで砕きます。
それをドレッシングに混ぜればサラダに、ごま油とナンプラー、チキン顆粒、塩コショウと合わせればナムルに、酢の物のトッピングにしたり、だし醤油と一緒に和えても美味しいです。
すりごまや切りごまとも合います。
※写真の春菊について
個人的に好きな食材です。
春菊はサッと茹でて、かつおぶしとごま油とぽん酢をかけてお浸しにするのが、わが家の定番。
ご紹介したようにサラダとして生で食べるには、パッケージに「サラダ用」もしくは「生でも食べられる」と書かれているものをお勧めします。
K・Sさんより、骨活レシピの嬉しい感想をいただきました。
了解を得て、こちらで紹介します。
「初挑戦の鮭のホイル焼き、お陰様で美味しくできました。キノコは舞茸とエノキ茸にしました。レシピ通りの味付けです。ニンニク入れましたが気になりませんでした。レパートリー増えました😊。家族からも、よくできている、美味しい、と。次は、切り身にある骨を取ってから調理してほしいと、リクエストが出ました。年とともに、お魚の骨取り、面倒になるのかもしれませんねー」