top of page
老夫婦練習ヨガ

​シニアのためのエクササイズ

更年期からシニア世代に入ると、自覚が有る無しに関わらず私たちの体は大きく変化します。女性ホルモンの分泌が減少することによる影響は思っている以上に大きいですから、この世代には、自分の体は自分で守るというセルフケアの意識を持つことが大切です。

そして、更年期を乗り越えたとしても、残り半分近い人生をいかに心身共に健やかに過ごせるか、上手に年を重ねるかは、どなたにとっても重要な課題です。

シニア世代が健康寿命を延ばすために注意が必要な点は、大きく分けて3つ。

慢性疾患(生活習慣病等)、筋力の低下、骨と関節可動性の問題に端を発する不調です。これらのリスクをできるだけ減らすことが、体の不調だけでなく、脳の活性化やメンタルを健やかに保つことにも繋がることがわかっています。

IMG_2180.jpg

​シニアピラティス

シニア世代の皆さまが、快適な日常生活を過ごし、一生ご自身の脚で歩けるように、そして、いつまでも『自立』して生活できる体づくりを目指します。

ピラティスは、呼吸を行いながら身体をバランスよく、機能的に動かすエクササイズです。

リハビリのために開発されたことからもわかるように、安全にインナーマッスル(深層筋)を強化し、疲れない体を作ることができるのが最大の魅力です。とりわけ、シニアピラティスは、高齢者や、胡坐や正座が苦手でヨガはちょっと……という方でもできます。

姿勢が改善され、体幹がしっかりと安定することで、転びにくく、楽に動けて疲れない体を獲得することにも繋がります。

弱くなりがちな骨を支えたり、尿漏れ・頻尿対策になったり、最近では脳の衰えまでをもカバーしてくれることが脳科学の研究によりわかってきました。

 

呼吸を効果的に使いながら、時にはセラバンドやボール、ブロック等の補助具を使い、どこを強化しているかを意識しやすいように進めていきます。

 

IMG_2551.jpg

​ストレッチーズ®エクササイズ

ストレッチーズは、米国のセラピスト キンバリー・ダイによって開発されたエクササイズツール。伸縮性のある特殊な布を使いながら、体に巻き付けてトレーニングを行うことで、体幹や柔軟性を養うエクササイズにサポートと抵抗を与えてくれます。

布にくるまれているだけで、体の中心に向かう力の方向と、その抵抗で遠心に向かう方向に筋肉を使う感覚を同時に味わうことができます。体の運動連鎖の向上を促して、全身が活性化されます。

使い方によっては、シニアの方々のエイジングケアに優れた効果をもたらしてくれるツールのひとつだと実感しています。

 

●体統合して使う感覚を身に着けることで、これまでの偏った使い方の癖を修整することが容易になるはずです。

●全体的に筋肉が衰え、骨盤周りの安定がとりにくいシニアの方にとっては、ストレッチーズが下半身の安定をサポートしてくれます。それにより、強化したい部分に余裕をもって意識を向けることができます。

●更年期以降の女性にとっての課題である骨粗しょう症対策として、骨や関節に適切な刺激を与えながらのトレーニングがしやすくなります。

●布に包まれる感覚が、脳神経の緊張をゆるめ、誰かに守られているような安心感を与えてくれます。

IMG_2537.jpg

​バランスボールエクササイズ

バランスボールは、障害のある子どもたちに遊びを通じてリハビリを行うツールとして生まれました。弾力性を利用して上下にリズミカルにバウンドするだけで、人は生理的に楽しくなります。同時にバランスを保ち姿勢を維持するための刺激が脊柱や周りの筋群にかかることでトレーニング効果が得られるのです。

ボールの転がりを利用して、さまざまな体の動きを引き出すこともできます。転がることは不安定さも生みますから、バランスを常に保持しようとする反射的な筋収縮によって体幹を強くしてくれます。

また、バランスボールは全体重を委ねても体形に合わせて支持してくれます。安心感をもってストレッチしたり、力を抜いてリラクゼーションできるのが魅力です。

​使い方次第で、姿勢の改善、筋力の強化、平衡感覚の向上、関節可動域の改善、骨の強化などを、楽しみながら整えてくれる魅力的なツールです。

bottom of page