ヨガが大切にすること

●深い呼吸

緊張と弛緩

身体感覚の意識化

 

 

 

ヨガがもたらす効能

●自律神経を整える

 

自律神経は、内臓の働きや代謝、体温の調節など、私たちの意思とは関係なく24時間働き続ける生命活動を担っています。

日中や活動しているときに活発になる「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」の2種類があります。

私たちの体は、この二つの神経がうまくバランスをとりながら働いているお陰で健康が保たれています。

ところが、現代社会の暮らしは流通や通信網の発達によって、ここ十数年で情報量が30~40倍に達していると言われるほど高ストレス社会になっています。それだけ脳に負担をかけ、緊張を強いられているのです。

こういった社会での不規則な生活、人間関係の悩みや与えられた仕事の負担などが積み重なると、交感神経優位の状態が慢性化してバランスが崩れ、心身の健康に支障をきたすことになります。

ヨガは、深い呼吸と緊張の後の弛緩、身体感覚を感じることによって、乱れた自律神経を整える効果が認められています。多くのヨガ経験者が、更年期障害による諸症状や慢性的な不定愁訴が改善されたと実感しています。

●自然治癒力を高める

健康を保つために大切な要素は3つ。睡眠と栄養と運動です。

この3つが揃っていれば自然治癒力が働くと言われてます。

ところが、忙しい生活とストレス、体を動かさない生活、偏った食事、睡眠不足が自然治癒力を妨害してしまうこともあります。

ヨガは体のめぐりを促し、新陳代謝を良くすることで、誰もが生来もっている自然治癒力を高めます。

気持ちがスッキリしたり、安心感を感じることで、心の回復力も養います。

 

●姿勢の改善と柔軟性UP

屈曲・伸展・側屈・ねじり等のさまざまなポーズをとることにより、関節周りと筋肉が活性化し、体のゆがみが修正され、動きがしなやかになります。

体幹の強化

体幹とは、広い意味では胴体のこと。狭い意味では、前側の腹横筋、後ろの多裂筋(背骨をつないでいる筋肉)、上は横隔膜、下側の骨盤底筋群で囲まれた体の軸になる中心部分(インナーユニット)を指します。体幹がしっかりしていると、姿勢が整い、体の動きが安定して転びにくくなり、運動効率もよくなります。

リラクゼーション

体と心の緊張をほどき、脳神経が休まります。

●ストレスの低減

私たちはストレスを感じていると、過去のことに後悔したり、未来のことに不安になったり、周りで起きていることに振り回されて「心ここにあらず」の状態になります。ストレスホルモンが過剰に出ている状態です。

深い呼吸と体の内側の変化に意識を集中することで、ストレスホルモンの分泌を抑えることができます。

客観的な物の見方と集中力の醸成

自分の内側に意識を向けることで内観性が高まります。体の内側の感覚を意識するうちに、心の中の状態にも気づけるようになります。そうすると自分が置かれている状況を冷静に客観視することで、適切な対処ができるようになります。

ヨガとスポーツの違い

4~5世紀に編纂されたと言われるヨガの経典「ヨガ・スートラ」の初めの部分にサンスクリット語で「ヨーガ・チッタ・ブリッティ・ニローダハ」と書かれています。

意訳すると「ヨーガとは心の作用を止めることである」

心の働きを止めて、無心の境地に至ることを目指して行うのがヨガ。体を動かすことを通して、内的な意識に働きかけるものだと書かれています。

一方、スポーツとは三省堂「大辞林」によると、「余暇活動、競技、体力づくりのために行う身体運動。陸上競技、水泳、各種競技、スキー、スケート、登山などの総称」とあります。競技をしたり、目標に到達するための体力づくりをするために体を動かすもので、内的な意識である心については示されていません。

このことにより、両者にはさまざまな違いがありますが、最も大きな違いは、人と競ったり、人にパフォーマンスを見せることが醍醐味であるスポーツに対し、ヨガは人と比べないし見せるために行うものではないということ。自分の心と体の調和や安定のために行う健康法なのです。

ヨガを行っていると、周りの人の体の柔らかさやカッコいいポーズと自分を比べてしまい、できない自分に落ち込んだり、恥ずかしさや悔しさのような感情が芽生えることがあります。

難しいポーズができるようになることを目標にして頑張りすぎてしまうこともあります。

その反対もあります。練習してポーズができるようになると、それが自信になり、人に見せて褒められたい、自慢したいと思うことがあります。

私たちは競争社会の中で評価されたりされなかったりして生活しているので、ある意味それは自然な感情だと思います。それが楽しいと感じることもありますし、達成感が自信につながることもあります。

 

その一方で、そういったできる―できない、カッコいいーカッコ悪い、といった外側にある価値基準による評価に疲れることはありませんか? 慢性化すると、ストレスで心身症や精神的な疾患になる人もいます。

 

ヨガがスポーツと重なる要素は、体を動かすというアプローチが同じということ。

異なる要素は、ヨガが外部のものと比較することなく、自分の内側の状態に意識を集中するという点です。できてもできなくてもOK。自分に集中して行うことが大切。その結果としてもたらされるのが「セルフヒーリング―癒しの効果」なのです。

よりスポーツに近いところでヨガをやるのか、スポーツとは違うヨガをやるのかは、人それぞれです。

 

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