top of page
執筆者の写真ミウラ

2024 New Year's Greetings

新しい年が明けたのも束の間、元日早々に地震があり、お正月気分が吹き飛びました。

たまたまNHKのサッカー日本代表の強化試合を観ていて、終わってしばらくした後に大音量の地震警報が! 

一緒に遊んでいたインコちゃんを慌ててカゴに戻します。

かつての東日本大震災時、横浜のビルにいて火災報知器が鳴り、慌てて外に出た時に感じた大きい揺れと同じような感覚の揺れが長く続きました。


嫌な予感。

テレビの画面は珠洲市役所付近の住宅地が一望できる定点カメラに切り替わっていました。

画面が大きく乱れるほどの強い揺れ。

じっとその画面を見ていると、左上の部分から煙が立ち上がっているではありませんか。

火事?ではない。

すぐに倒壊していく家屋の土煙だとわかりました。

そのうちに、画面右上の奥の方からも土煙が点々と上がってきます。

何が起こっているのかがすぐに想像でき、これは大変な災害だと認識しました。


その時からずっと、もやもやざわざわとした気持ちで心は落ち着きません。

冷静になって起きたことを把握し、自分の力で対応できることか、できないことかを見極めます。

今回は明らかに後者です。

できないなら、自分の目の前にある日常でできることをやるしかありません。

そう思って、日常の生活に戻り、淡々と過ごしています。


13年前は少し違っていました。

2011年3月11日に起きた東日本大震災。

私はちょうど1週間後の3月18日には、支援物資を集める集積所で活動をしていました。

フットワークが軽かったヨガの仲間たちに導かれて。

流行り始めたツイッターが驚くほどの威力を発揮し、多くの物資が集まりました。

当時は支援のノウハウもなかったので、われわれのような民間の草の根支援活動も多少は役に立ったとは思います。

ただし、時間が経つうちに、受け入れ側にも混乱が生じたりもしました。

その教訓もあり、今回は個人の支援は今のところ受けつけていません。


5日くらいに見たテレビ画面。

奥さまと娘さんが自分の目の前で家屋に押しつぶされ、助けようとしても自分の力では瓦礫を動かせなかった男性。

早く救急隊が来てほしいと待ちわびながら、ようやく来てくれた時には「時すでに遅し」で間に合いませんでした。

カメラに向かって、「もっと早く救急隊が来てくれたら」と、絞り出すように怒りをぶつけます。

取材者はレスキューが遅れている道路事情を彼に説明していました。

こんな時は、その前に彼のどうしようもない怒りに寄り添うひと言を返せる自分でありたいと思ったりしました。とても難しいですが。


被害の現状を見届けることも大切ですが、それで気分が落ち込んだり、眠れなくなったりする場合もあると思います。

そんな時は、しばらく報道やSNSの情報から離れるデジタルデトックスも必要です。


悲しい幕開けとなりましたが、今年も変わらず体と心を整えて、共に歩んでいけたらと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。






閲覧数:32回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page