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執筆者の写真ミウラ

朝起きて最初にすることは?

更新日:2月3日

朝のルーティーンが変わりつつあります。

以前、私が朝起きて必ずする習慣について書きました。

季節がめぐり、少しずつの変化があります。

暑い夏や寒い冬の時期は、朝早くから外に出て日を浴びながらのストレッチや散歩はしませんし、観葉植物のお世話は毎日ではなくなりました。

その分、冬になると加湿器の水入れが増えたり、ペットのインコちゃんの寒さ対策に手間がかかったりしています。


一番変わったことは、朝起きて最初にすること。もちろんお手洗いは別です。

まず始めに必ず口腔内のケアをすることに決め、続いています。

「朝起きたらすぐに歯磨きでしょ」という方は少なくないでしょう。

では、朝食後に歯磨きはするの? しないの?

両方するという方、偉いと思います。


その後、ランチの後の歯磨きは? する? しない?

夕食後は? 当然寝る前はしますよね。


いったい人は一日に何回歯磨きをしているのでしょう。

2022年厚生労働省による日本人の「歯科疾患実態調査」では、1回が18.2%、2回が50.8%、3回以上が28.4%でした。

ちなみに、歯周病(4ミリ以上の歯周ポケットのある人)の割合は、全年齢層の2人に1人、65~74歳は57.5%で、別の尺度による調査では8割とも言われているそうです。

日本人の歯周病罹患率は他国と比較しても高いようです。


私は朝のルーティーンにオイルプリングをして、朝食後に磨くタイプでした。

ランチ後は家にいればするし、外だとしません。

夜寝る前は歯間ブラシを駆使して入念にします。2.5回という感じでしょう。


ここからが本題です。

なぜ朝起きて最初に口腔ケアをすると決めたのか?

一日のうち人の口の中が最も汚いのは起床時だとわかったからです。

寝ている間は唾液の分泌が少なくなるので口腔内が乾燥しやすくなり、細菌が増殖しやすい環境になります。口を開けて寝る人はさらに増殖しやすくなります。

そのまま白湯や水を飲んだり、朝食をとるということは、増殖した細菌を一緒に飲み込むということ。腸内環境の乱れにもつながり、免疫力が低下してしまいます。

私がオイルプリングをするのもそれを防ぐからでしたが、時間がとられることもあり、ココナッツオイルがなくなるタイミングでしばらく休んだりして、実は最近ではさぼりがちでした。


起床後すぐに口腔ケアをするにあたり、ケアのやり方を考え直しました。

結論は、その日の気分やスケジュールを考えて臨機応変にすることに。

例えば、ゆっくりできる日はオイルプリングか歯磨きを、慌ただしい日はマウスウォッシュでうがいをというように。

何が正解かはわかりませんので、決して私のやり方が正しいわけではありません。

歯科医師のなかでも微妙に見解の相違があります。忙しい時はマウスウォッシュのうがいでもある程度の効果はあるとのことで、起床後の歯磨きを優先する派と朝食後を優先する派と分かれます。朝は2回の歯磨きがベストという見解もあります。


一方で、現在では回数や時間より虫歯や歯周病の原因となるプラークをどれだけ取り除けるかという質の方が大切のようです。

1日1回はしっかりと時間をかけて歯磨きすること、そして高齢者はオーラルフレイルにならないように、口の機能のトレーニングをすることが大切なようです。

過去のブログでも一部トレーニングをご紹介しました。

拙著の「80代まで快適に生きるための体と心のセルフケア入門」では、60ページと134ページに口腔機能のトレーニングが出ていますので、よかったらお役立てください。。


口のなかの話題は、今後も続きます。


※オイルプリングについて

詳しくは、2020年4月と5月に遡るとブログで読むことができます。

拙著の105ページのコラムにもあります。

アーユルヴェーダのセルフケアとして有名ですが、科学的なエビデンスがあるわけではありません。












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