top of page

穂高養生園―興味を持ってくださった方へ

更新日:2022年9月30日

先月、念願だった穂高養生園に行った話を書きました。

地味に続けているブログですが、珍しく何人かの方々(対面クラス、オンライン、その他メールなどで)からさまざまな質問をいただきました。

興味を持ってくださったことが、とてもうれしいです。


記事に添付したURLからHPをご覧になった方も多いようですので、施設のだいたいの情報は得られていると思います。

今回は、ご質問の一部と、私の体験から感じたことを少し付け足すことにします。


正式名称は、「ホリスティックリトリート穂高養生園」。

ホリスティックは、全体、つながり、バランスといった意味を包括した言葉です。

もともとは、東洋の考え方に根付いた言葉で、伝統的なヨガの考え方もこれに基づいています。

人間の「からだ」というものを肉体、心、精神、スピリチャルのトータルでとらえ、真の健康は、精神、身体、環境がほどよく調和している状態と考えます。

ですから、穂高養生園は病気の有無にかかわらず、誰でもが本来持っている自己治癒力に働きかけ、自分をトータルに癒すことを目的にした施設です。

いわゆるレジャーのための宿泊施設とは一線を画していると思います。


HPの紹介文には、「自分の健康は自分で守る」をモットーにした施設です、と記されています。

「エムズ・セルフケア」のコンセプトや、ヨガの精神と通じるところがあるので、いつか必ず行ってみたいと思っていた所でした。


思っていた通りのリトリート体験ができました。

それは、サービスが至れり尽くせりだったわけではなく、ある意味その逆で、食事時間は決められ、食べた食器は自分で洗うし、トイレや洗面も部屋についていない生活です。


旅をする時、宿泊施設で行き届いたサービスを受けたにも関わらず、効率的に観光地をあちこち回って、結局疲れて帰ることってありませんか?

養生園の生活は、やりたいことも含め、自分のお世話は自分でやって、後は何もしないでのんびり過ごします。


自分をホリスティックに見直し、癒していく過ごし方に徹します。

まさに静養の場所。

そうすることで、日常のストレスから解放され、自分を大切にしていくヒントをもらって帰ることができたように感じています。

いつの間にか速くなった時間に追われ、便利なものを贅沢に使いながらも、流されて過ごしている日々の生活に気づかされました。




ここでの生活は、基本何もしなくていいのですが、何かしたいときにはできることがあります。

●毎日行われる朝食前のプログラム

森林散歩とヨガのプログラムのどちらかが受けられます(曜日によって決められている)。

毎週日曜の夜には、夕食後に夜ヨガのプログラムもあります。どれも1時間くらいでしょうか。

私が行った時は、朝は2日とも森の散歩でした。

スタッフの方が案内してくださり、地域の名所や植物の説明を聞きながらのんびりと歩く森林浴タイム。フィトンチッドを浴びると、身体が浄化されたような気分になります。

帰りには、園の畑にも寄ることができました。写真は畑に落ちていたほおずきの実です。初めて食べたのですが、こんなに甘くて美味しいのにはビックリ。ミニトマトも味が濃くて美味しかったです。

朝ヨガは受けられませんでしたが、日曜日の夜ヨガは受けられました。こちらで受けられるのは伝統的なヨガです。キャンドルライトを灯し、暗い中でのリラクゼーションタイムになりました。


●歩いて20分のゲスト専用の施設「木と人カフェ」でくつろぐ(上の写真の最後の2枚)

ここはセルフサービスでお茶が飲めるカフェです。

前のブログでも掲載したハンモックやヨガの写真はこちらの施設にあります。

最高にのんびりできる場所でした。

私はハンモックで1時間近くお昼寝し、2階のヨガスペースで1時間陰ヨガを流しました。

娘は読書タイムを満喫していました。


●天然温泉のお湯にのんびり浸かる

冷水と温水があり、交互に浸かることで自己治癒力を高めます。


●ハーブガーデンでハーブの香りに触れる

葉を摘んで、自分でハーブウォーターやハーブティを作ることもできます。

最初の写真がハーブガーデン。ピンクの花はエキナセア。免疫力をアップしてくれる効果があります。

様々な種類のミントがありましたので、私はミント数種とレモンバームと合わせ、その場で爽やかな香りのハーブウォーターを作りました。


●各種セラピーを受ける

好みのアロマでアロママッサージを受ける他、いくつかのセラピーメニューがあります。

予約制で有料です。


●各自で森の散策

写真入りの森の散策コース案内(いくつかのコースあり)が、1セット渡されます。


●読書タイム

本館、新館ともに蔵書コーナーがあり、小説ほか、癒し系の本がたくさんあります。

図鑑やマクロビ料理、ハーブやアロマの本も揃っていました。

部屋以外にも、館内や庭スペースにくつろげる場所がありますから、そこで読んでもOKです。


日常を忘れてのんびりしたい、ひとりになりたい、心身をリセットしたい方向けの場所です。

ヨガ、マクロビオティック料理、ハーブ、森林浴、セルフケア、セラピーのどれかに興味のある方ならくつろげると思います。

2人以上で行くなら、気のおけない関係の方と行かれることをお勧めします。











最新記事

すべて表示
bottom of page