蒸し暑い夏を快適にするお手軽なセルフケア
- ミウラ

- 6月28日
- 読了時間: 5分
更新日:6月29日
■湿邪・暑邪とは
西日本は梅雨明けしました。全国的に梅雨が明けるのも時間の問題で、今年の梅雨の短さにはビックリ! これほど梅雨が短い年は初めてとのことで、今後、水不足による諸々の影響が心配ですね。
日本の夏は高温多湿ですから、蒸し暑さが体に及ぼす影響は避けて通れません。
中医学では不調を引き起こす環境要因を外邪と言います。全部で6種類(風・寒・暑・湿・燥・火)ありますが、その中で湿気が多いことから起きる不調を湿邪、高温の環境で体内に熱をもたらすことによる不調を暑邪と言い、私たちは夏にこの二つの環境に上手く対処しなくてはいけません。
レッスンの際にも簡単にお話ししましたが、この時期の私たちの体は気の巡りが滞ることで代謝が落ち、消化力が衰え、体の中の老廃物を排出する機能が落ちます。倦怠感や消化不良、むくみ、冷え、皮膚や口の中のトラブル他、さまざまな不調に見舞われます。
暑さにより熱が体の中にこもることで脱水症状で熱中症のリスクも伴います。
夏は体を休め、穏やかに過ごすことも大切ですが、だからといって家の中でじっとして、冷たい飲み物をがぶ飲みするような生活は逆効果です。
日常生活で無理なくできて、即効性のあるセルフケアを体と生活面、食事の面からポイントを絞ってご紹介しましょう。

■巡りを促す叩きマッサージ
6月のレッスンでは消化力を整えるために脾経と胃経の経絡をターゲットにヨガをしました。その経絡上にあるツボ押しも行いましたが、ここではツボを知らなくても簡単にできる経絡ラインに沿った叩きマッサージをご紹介します。グーで軽くポンポンと叩くだけで効果がありますので、すき間時間にぜひお試しください。
①椅子に座るか、長座で膝を立てます。
②下半身から。両手グーで左右同時もしくは交互に叩いて刺激を与えます。必ず以下の順番で。お尻の外側~太ももの外側~ふくらはぎの外側(前脛骨筋)お皿の下から4~5センチ下の部分(足三里のツボ付近)を入念に~外くるぶしの下を通って足の甲~膝を開いて土踏まず~内くるぶしの下を通ってすねの骨のきわを叩いて上に~太ももの内側~鼠径部まで。
③片膝の上に反対の膝ウラを乗せて、上の足を上下に動かすことで膝ウラ刺激(手でマッサージしてもよい)。
④①~③のラインを気持ちの良い強さで1~2セット。終わった後は瞼を閉じて下半身の巡りを感じつつ体内の血流やリンパの流れを内観する。
⑤上半身は心(シン)の経絡ラインを手の平中央を少し凹ませて軽く叩きます。反対の手で左右片側ずつ。
胸(鎖骨の下)~肩の内側から脇の下~上腕の内側~肘の内側~前腕の内側~前腕の外側~上腕の外側~肩の中央
⑥⑤を1~2セット。終わった後は全身の巡りを感じつつ体内の血流やリンパの流れを内観する。
■生活に適度な運動を
●体内の水分代謝を促すために運動をして軽く汗をかく生活をしましょう。散歩など外に出る際は炎天下を避け、早朝や夕方の気温が下がった時間帯に。
NHKの5分間の体操は椅子バージョンもあり、手軽にできるのでおすすめです。
●汗をかいた後はこまめにシャワーを浴びたり、濡れタオルで汗を拭きとり、着替えをすることをおすすめします。ここまですると爽快感が必ず得られます。
●暑いとシャワーで過ごす方が多いと思いますが、夏でもしっかりとお湯に浸かって汗を出すことも大切。時間がある日は半身浴がおすすめです。必ず水分補給を。
■夏におすすめの食材
●体の中の熱を冷まし、水分とミネラルを補う…キュウリ、トマト、ナス、スイカ
●消化しやすくタンパク質とビタミンBを補う…鶏むね肉・ささみ、卵、納豆・豆腐
●食欲を刺激する・消化を助ける食材…しそ(大葉)みょうが・しょうが、唾液や胃液の分泌を促す酢・レモン・梅干しなど
●腸内環境を整える食材…長芋・山芋、オクラ、メカブ、モズクなどのネバネバ系(水溶性食物繊維)、きのこ類、納豆、キムチ、ぬか漬け
●夏バテ予防の飲み物…甘酒(飲む点滴。米麹の甘酒はアルコール分ゼロ)、リンゴ酢のソーダ割、トマトジュース
※ちなみに酒粕から作る甘酒はアルコール分が少しだけ残っているので、アルコールに弱い方は要注意。
※最後に水分補給について
●水分補給はがぶ飲みではなく、こまめに少しずつ。冷たすぎず、常温か温かい飲み物がベターです。
●水とお茶とスポーツドリンク(ポカリスェットなど)、経口補水液(OS1など)の使い分けを知っておきましょう。
普段の水分補給には水かお茶で充分です。お茶にはミネラルが少し加わっているだけで大きな差はありません。
スポーツや肉体労働で大量に汗をかいたりした後、水分だけでなく塩分と糖分を補いたいならスポーツドリンクを。糖分がそれなりにあるので摂り過ぎに注意。
経口補水液は脱水症状がある時に給水速度を早めるために飲みます。塩分濃度が高いので普段飲むには塩分摂り過ぎになります。
私自身は昔から冷たいもの大好き人間で、夏はアイスコーヒー派。ワインにも氷を入れたり、冷え冷えのビール党でもあります。しかし、ここ数年は加齢により消化力が落ちているのを実感して、アルコールは控えるようになりました。夏でもホットな飲み物を努めて飲むようにしています。酒粕で作るほんのり甘い甘酒が好きです。


コメント