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エクオールを体内で作れる人は44%

更新日:5月30日

■エクオールとは

大豆イソフラボン由来のエクオールは女性ホルモンのエストロゲンに似た作用を持ち、ホルモンバランスを整える働きがあります。閉経後の女性はエストロゲンの分泌が一気に低下するので、よく「大豆系の食品を努めてを食べましょう!」と言われるのはそのためです。

ところが、確かに大豆製品を摂取することでエクオールは体内で作られますが、作れるかどうかは腸内環境に依存します。現状では、日本人でエクオールを作れる人は約45%程度だそうで、欧米ではさらに少ないと言われています。

そもそもエクオールは、大豆に含まれるイソフラボンの一種であるダイゼインが腸内細菌によって代謝されて生成されますが、この代謝を行ういくつかの腸内細菌を「エクオール産生菌」と呼び、この産生菌を持っているのか、持っていても腸内でエクオールを作れるかどうかには個人差があります。傾向として腸内細菌の多様性が高い人ほどエクオールを生成しやすいと言われています。


■エクオールを作れる人と作れない人はどう違う?

これまで女性ホルモンの分泌で守られていた分を閉経後にカバーしてくれる能力に差が出るということです。大きくは以下の項目になります。

●骨粗しょう症の予防

エクオールは、女性ホルモンであるエストロゲンに似た作用を持ち、骨からカルシウムが溶け出すのを抑える効果があります。エクオールを生成できない人では、骨密度の低下が約20%進行するとの報告もあり、骨粗しょう症のリスクが高まる可能性があります 。

●更年期症状の軽減

エクオールを生成できる人は、ホットフラッシュ(顔のほてりや発汗)などの更年期症状が軽減される傾向があります。

●肌の若々しさの維持

エクオールは肌のターンオーバーを促進し、シワの進行を抑える効果が期待されています。エクオールを生成できる人では、目じりのシワの深さが浅くなるなどの改善が見られるとの研究結果があります 。

●心血管系への影響

エクオールには、悪玉コレステロール(LDL)の低下作用が報告されており、心血管疾患のリスク低減に寄与する可能性があります 。

●前立腺の健康維持(男性の場合)


■「ソイチェック」してみました!

数年前に骨粗しょう症が判明した私は、エクオールを自分で作れないのだと予測してサプリメントでエクオールを摂取していました。

今回たまたまソイチェックをする機会に恵まれました。

尿検査でわかるのですね。検査キットが送られ、それを郵送で返すだけで1週間後にメールで知らせてくれるという手軽さ。

エクオールのサプリを飲んでいる場合は検尿3日前からやめ、前日はお豆腐、納豆、豆乳のうちどれかを決められた量必ず摂取することで、産生できるかを測ります。

以下がメールによる結果のお知らせ。作れる程度でレベルがありました。



■作れる作れないにかかわらず腸活が大事

この結果はある意味喜ばしいですが、私の場合は腸活をしているからとも考えられます。

検査してみて、もし作れていないとの結果が出ても悲観する必要はありません。

エクオールをサプリでしっかり補充すればよいのですから(少し費用がかかりますが)。

そして、努めて腸活を続けて腸内細菌の多様性を高める努力をすることが大事なのだと感じました。

私に関しては、食事、運動ともにしっかりとセルフケアしていて、かつエクオールも産生できているにもかかわらず骨粗鬆症の改善は見られないということで、これから他の原因等を調べていくことになりました。

今後、必要があれば、また情報提供しますね。


ソイチェックはキットと検査込みで4~5千円かかります。

現状を知れば、今の自分に必要な対処法が見えてきます。興味のある方はネットですぐに手に入りますのでお試しください。






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